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プレゼン後のフォローの秘訣とは

イケてるプレゼン

ライバルに差をつけるプレゼン後のフォローの秘訣とは?

投稿日:

お客さんとの接触機会が多い方が有利?

私は、競合会社との営業コンペに参加した時は
一回でも多くお客さんに会えるための手段を
考えて行動します。

1回よりも2回、2回よりも3回・・・
といった感じで。

なぜなら、1回でも多くお客さんと会えた方が
お客さんとのコミュニケーション量も増えるし
入手できる情報もより深まっていくからです。

入手できる情報の質が深まっていくということは
それだけお客さんの真のニーズを
探ることができる訳です。

そうすれば、おのずとより良い提案を
行なうことができて、お客さんの心に刺さる提案を
行なうことができますね。

営業は
「お客さんと1回でも多く会えた者が勝つ」
という話を聞いたことがあると思います。

まさにその通りで
お客さんと顔を合わせる接触機会が多いほど
より新規受注に近づいていくのは間違いないですね。

あなたも過去の受注経験を振り返ってみると
心当たりはないですか?

 

コンペでは1回目のプレゼンは均等に機会が与えられている

1回目のプレゼンは均等に機会が与えられている

競合会社との営業コンペの場合
どこの会社にも1回目のプレゼンの機会は
均等に与えられています。

お客さんから提示された要件に基づいて
各社が提案を行なうためにプレゼンを行います。

当然、このプレゼンには
各社とも気合を入れて準備万端で挑む訳で
コンペのメインイベントでもありますね。

提案書を作成して、各社の持ち時間を使って
提案の内容をプレゼン。

場合によっては、営業の責任者や
気合が入っていると現場の責任者も同席して
挑むこともありますね。

つまり、何が言いたいかというと
コンペの場合は、1回目のプレゼンの機会は
特に努力の必要なく
相手から与えられるということです。

ほぼ例外なく。

A社もB社もC社もD社も。

とりあえず、あなたから断らない限りは
プレゼンの機会が1回は均等に与えられます。

ところがです。

逆に、プレゼンの機会は1回しかない
と思っている営業マンが非常に多いのも事実です。

1回目のプレゼンを行なって、どこの営業マンも
「ヨシッ!これで結果を待つのみだ!」
と思ってしまう・・・。

プレゼンという緊張感のあるイベントが終わって
一息ついてしまうからでしょうか。

こんな感じで、実は、多くの営業マンが
「プレゼンは当然一発勝負でしょ!?」
と思っている事実があります。

ここにライバルと差をつけるチャンスがあるのです。

 

2回目のプレゼンの時間がもらえるかはあなた次第

2回目のプレゼンはあなた次第

この記事の最初に
「お客さんとは1回でも多く会った方が受注に近づく」
というお話をしました。

そして
「多くの営業マンがコンペでのプレゼンは
一発勝負だと思っている」
ということもお伝えしました。

つまり、もし
あなたがコンペで2回目のプレゼンの機会をもらえたら
他社より大きくリードすることが出来るのです。

こんな当たり前のような話なのですが
実はなかなかそこまでやっている営業マンは
少ないのです。

ぜひ、2回目以降のプレゼンの時間ももらって
お客さんに2度、3度と会って
他社より頭一つ分抜き出てしまいましょう。

では、どうやって2回目のプレゼンの機会を
もらえば良いのでしょうか?

当然ですが、1回目のプレゼンと同じ内容の話を
もう一回話す訳にはいきません。

実は2回目のプレゼンの機会は
1回目のプレゼン後のフォローにあるのです。

具体的に話しますと
プレゼン後にお客さんの口から出た「お悩み言葉」を
徹底的に拾っていくのです。

「徹底的に」です。

プレゼン後にお客さんとの
質疑応答の時間があると思います。

特にコンペの場合は、質疑応答の時間が
最初からしっかりと設けられていることが多いですね。

この時に、お客さんの口から出てきた
「お悩み言葉」を絶対に聞き漏らしてはいけません。

そして、「お悩み言葉」が出てきたら
あなたはすかさず
「その件については
ぜひ改めて提案のお時間をください!」
と前向きに言ってください。

具体的な例をあげてみます。

「実は○○のようにしようか迷っている」

→「〇〇をお考えでしたら、ぜひ改めて提案のお時間をください!」

「本当は○○について詳しく知りたかった」

→「〇〇の詳細について、ぜひ改めて提案のお時間をください!」

「今気付いたけど、○○についてはどうしよう?」

→「〇〇の件については、ぜひ改めて提案のお時間をください!」

こんな感じですね。

コツは、単純ですが
「積極的に!元気よく!」言うことです。

そうすれば、お客さんは
「じゃあ、改めて提案のお時間を作るので
また来てもらってもいいですか?」
と言ってきます。

そうしたら主導権はあなたが握ったようなものです。

できれば、その場で次回のアポイントの日程を
決めてしまいましょう。

後日に日程調整という展開だと、鉄が冷めてしまいます。

ぜひ次回の面談の時間の約束をもらってしまってください。

 

まとめ

お悩み事を徹底的に拾う

いかがでしたでしょうか?

たとえコンペでのプレゼンだとしても
プレゼンの機会は1回とは限りません。

あなたが積極的になってアプローチしていけば
2回目、3回目とプレゼンの機会をもらうことは可能です。

ぜひ、試しにお客さんの「お悩み言葉」を
徹底的に拾ってみてください。

プレゼン後のこういったフォローで
思わぬ展開になることがあるので
あなた自身も驚くと思います。

仮にお客さんから「いやいや結構です」
あなたからの提案を断ってきたとしても
お客さんの心には、それなりの印象が残るはずです。

なぜなら、「お悩み事」に対する前向きな提案だから。

ちなみに私の経験談ですが
プレゼン後に改めて提案のお時間をお願いしたのですが
その時は断られても、数日後
「やっぱり改めて提案に来てくれませんか?」
と連絡をもらったこともあります。

また、プレゼン後の改めての提案の時間は
結局断られたのですが
「いろいろと積極的に提案をしてくれるので
御社に発注します」
とコンペで受注したこともあります。

「改めての提案」を結局私はやってないのにですよ!

不思議な話ですが、事実です。

お客さんはこういった営業マンの姿勢を見ています。

ぜひ、あなたも積極的に
他社よりもお客さんに会える機会を作って
アドバンテージを作ってください。

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